お客様の声

夫との思い出を短歌にして墓石にデザイン。お参りに来ると、泣いて笑って元気をもらえます。

茨城県取手市・Y様

谷中樹陵 久遠

夫との思い出を短歌にして墓石にデザイン。お参りに来ると、泣いて笑って元気をもらえます。のイメージ画像

歴史のあるお寺が合祀してくれるので後継者がいなくても安心。
友人も「とてもいいところだね」と言ってくれました。

■夫に振り回された介護生活

夫は、約2年前の3月25日、54歳の時に脳の左被殻出血を起こし、右半身不全麻痺に近い状態になりました。装具をつけ杖をつき、介助人なしでは歩けなくなってしまったのです。
もともと精神力が強かったので、身体障碍者となり障害者手帳の交付を受けても「いずれは回復して働きたい」と言い、週4日リハビリに通いはじめました。私は毎朝、リハビリセンターの送迎バスに乗り込む姿を見送り、夕方出迎えました。
そんな生活が2年ほど続いた今年の1月、2度目の救急搬送。そして夫がかねてから転院希望していた千葉県の新松戸中央総合病院にて死去しました。こちらの病院では、本来の医者のあるべき姿を見た感じで、知人の紹介に感謝しております。家族も最期の瞬間まで看取り、夫も闘い、力尽きた様です。脳出血の後遺症、急性循環器不全、誤嚥性肺炎、56歳でした。
54歳で夫が脳出血を起こした時、私は「まだあと30年は生きられるはず!」という思いが強くあり、夫を応援したい一心で支えてきました。約2年にわたる介護生活は、大変ではありましたが、夫のひたむきさ、一生懸命さに、ただひたすら後押ししたい気持ちだったのです。

 

■かねてから希望していた樹木葬

夫は7人兄弟の末っ子でした。すでに両親は他界し、かたわらで気苦労を目にしていたためか、自然にお墓のことを考えるようになりました。
私たちには子供はいません。そして、私と夫の家は宗派が違います。そのためお墓は、宗旨宗派を問わないこと、後継者の心配がない永代供養であること。夫は「樹木葬がいいなあ」と言っていました。

夫は生前、旅行会社や警備会社、音楽関係、ショットバーなど、いろいろな仕事に携わってきた気ままな自由人でした。だから、遺骨を粉にしてロケットで宇宙に打ち上げる『地球葬』というものがあると知った時、生前「世界一周旅行がしたい」と言っていたことを思い出して、「夫にはロケットで地球をぐるっと一周する『地球葬』が合ってるんじゃないかな?」と思いました。
しかし、身内だけでひっそりと執り行うつもりだった通夜・告別式には、ありがたいことに150人を超える友人知人が詰めかけ、それを見て私は「夫がお世話になった方たちが、いつでも気軽にお参りに来られる場所を作ったほうがいいのかもしれない」と思い直しました。

早速、住まいや実家の最寄り駅のある常磐線沿線で、利便性の良い樹木葬を探したところ『長明寺 谷中樹陵 久遠』が第一候補にあがりました。
こちらは、宗旨宗派を問わず、最後の埋葬者から13年後に合祀してもらえるので、私たちのように後継者がいなくても安心して購入できます。
日暮里駅から徒歩5分。便利な場所にあって、とても静かで緑も多く、樹齢400年の巨木「タブの木」が印象的。長明寺は慶長14(1609)年創建の水戸光圀公ゆかりのお寺で、歴史を感じさせる荘厳な本堂のかたわらには、まるでお寺全体を見守っているかのように大きな枝垂桜が立っていて「この桜が咲いたら、きっと見事だろうな」と思いました。
境内やお墓を案内してくれたアンカレッジのスタッフさんもとても親身な方で、実際に見学に来てみると想像以上に素晴らしいところだと分かり、すぐにこちらに決めました。

 

■久遠に決めて

こちらに決めた後、墓石の場所と色を決めるまで少し迷いました。階段の上の「樹齢400年のタブの木の近くがいいかな」とも思ったのですが、夫が脳出血を起こしてから身体障碍者となったため、車椅子でもお墓参りができる階段のないバリアフリーのところにしました。
本当は一番端が良かったのですが、墓石は4色ある中でインドグリーン(深緑)が気に入っていたので、最終的には現在の場所に落ち着きました。

その後「墓石に何を彫りますか?」という話になって随分悩みました。
私は30年くらい前、10年間ほど私立中学受験生の国語と英語の講師をしていたのですが、当時、子供たちに短歌や俳句を教えていたことを思い出し、短歌を刻むことを思い立ちました。
できた歌を何度も読み返し、語順を入れ替えたり、漢字にしたりひらがなにしたり。文末の言い回しを検討したりして、完成までに約3ヶ月を要しました。そうして完成したのがこの歌です。

   

   悠優と

   湧なる発話

   返りみて

   証の涙と

   なりにけり・かな

 

「悠優と」と「湧」は韻を踏み、「悠」はおおらかなイメージ。「優」はあたたかなやさしさ。そんな夫とのこれまでの会話を振り返ると、しみじみと涙がこぼれてしまうなあ…といったことを表現しています。文末は、やさしい印象を残す言い回しにしたかったので「けり・かな」としました。

人生でこんなにひとつの作品に一生懸命になったことも、時間をかけたこともなかったので、私の気持ちを表したとても良い歌ができたと思っています。

写真は、何枚か持ってきた中から1枚にしぼり、シルエットにしましょうというアドバイスをいただきました。名前は、戒名がないので、どうしようかなと思い、短歌はかしこまった感じになったため、名前の部分はちょっと夫を高揚させるつもりで「dandy cozy」と。対して私は「beauty mary」としました。

 

 

私と夫は歌やギターなど音楽が好きで、音楽活動をきっかけに知り合いました。一緒にお墓参りに来るつもりで、夫が音楽活動をしていた頃にかぶっていた帽子をかぶって、週に1度ほどお参りに来ていました。墓石に彫ったシルエットの元になった写真の夫も、この帽子をかぶっています。

最近は、夫が背負っていたリュックサックを背負ってお参りに来ています。お参りに来ると、元気をもらえるんです。

夫の友人たちは、夫が長く闘病していたことを知っているので、「環境が良いところだね」「幸司も、やっと落ち着けるね」と言ってくれます。
先日お参りに来たところ、サバ缶とワインのお供えをスタッフの方が預かってくださっていて、びっくりしました。夫の友人が、夫がサバ缶好きだったことを知っていて、置いていってくれたようです。その友人も「とてもいいところだね。僕もここにしようかな。」と言っていました。

8月には、毎年長明寺さんが開催している『久遠の日』という合同法要に初めて参加しました。これは、樹木葬利用者を対象に毎年8月に行なっている合同法要です。納骨のときもご住職にお経をあげていただきましたが、このときもご住職のお経や法話があり、落ち着いた雰囲気で、とても心地よく清々しい気持ちになりました。

長い歴史のあるお寺がお墓を守ってくれていると思うと、安心感がありますね。久遠にお墓を決めて、本当に良かったです。
以来、友人知人からお墓のことを相談されると、迷わずこちらをオススメしています。

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