お寺でアイドルのコンサート!?減り続けるお寺に待った! 本堂をシェアリングし、地域に開かれたお寺を⽬指す

寺院のイベント企画運営を行う株式会社アンカレッジ(東京都港区、代表:伊藤照男)では貸しスペースの仲介サイト「スペースマーケット」(運営:株式会社スペースマーケット、代表:重松大輔)を通じて、寺院の活性化を目的に一般への貸し出しを進めています。

 

【減る続けるお寺、現代のお寺の必要性とは】

お寺が減少傾向にあります。全国の約7万7000ヶ寺のうち、地方を中心に約2万ヶ寺が住職のいない「無住寺」と言われています。また、2040年には17万6670宗教法人の約35.6%にあたる6万2971法人が消滅をする「消滅可能性寺院」にあたると言われ、更にお寺が減っていく可能性があります。(出典:鵜飼秀徳著『寺院消滅』2015年日経BP社)これは、過疎化や核家族化など社会構造の変化に原因があると言われています。

もう現代社会にお寺が必要ないのか、そうとは言えません。核家族化により孤独を感じている若者や独り身の老人、加速する格差社会による貧困などで不安を抱えている人が多くいます。2014年の内閣府による世論調査で自身の将来について不安を感じるか聞いたところ、全体の約7割が「不安を感じる」「どちらかといえば不安を感じる」と回答しました。そんな人たちの心の拠り所となるのが、お寺や住職の役割でもあると言えます。

 

【お寺が人気のイベントスペースに!?】

そんな中、まずは気軽に使ってもらおうと活動しているお寺があります。港区芝公園にある宝珠院では、本堂が空いている時間に一般の方にも貸し出しています。借り主は、ヨガやアロマ講習会などリラックス系のイベントから、三味線やアイドルのコンサート、ブレスレット作りや苔玉作りなど物づくり、落語や演劇などの公演を開催。駅近の好立地、収容人数は20人前後と小規模イベントに適した環境、使用料は1時間800円とお手頃です。タイミングが合えば、イベント前に住職のミニ法話も聞くことができるという、お寺ならではのポイントも好評を得ています。利用者からは「都会の真ん中にある異空間が気に入った」「参加者との距離感が丁度良かった」という声もありました。

一方、お寺としても、場所貸しで儲けるのではなく、多くの人に利用してもらうことでお寺が活性化されることが目的であり、「一人でも多くの方にお寺を知ってもらえたら嬉しい」と宝珠院・森住職は言います。宝珠院では2016年3月から貸し出しを開始し、当初は月に1回だったのが、リピーターや口コミによって今では毎週のようにイベントが開催されています。

スペースマーケット:宝珠院サイト⇒

 

【お寺の課題を企業がサポート】

この活動をサポートしているのが、寺院運営の課題解決などを行っている株式会社アンカレッジです。開かれたお寺作りを目指して、遊休スペースの仲介サービス「スペースマーケット」を通じてお寺を地域住民に開放することを進めています。スペースマーケットは12,000以上のレンタルスペースを取り扱い、ウェブサイト上で借りたい人と貸したい人をマッチングします。お寺というユニークな場所、おごそかな雰囲気が利用者にうけ、これまでに企業の開発会議やアワードの式典なども行われました。

アンカレッジではお寺の応援団として、回答者が100%お坊さんの悩み相談サイト「hasunoha(ハスノハ)」や、お寺の宿泊をサポートする「宿坊研究会」などと協力をし、お寺と人々を繋げる活動を行っています。今後もさらに多くのお寺をサポートし、地域の活性化を進めていきます。

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