樹木葬のアンカレッジ代表の
「これからのお墓ガイド」

お墓が遠くてお参りできない

11月某日、京都の樹木葬・上京庭苑を経営する本昌寺で、KBS京都ラジオの人気番組『笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ』の公開収録が行われました。

収録の様子は12月に放送予定ですので、お楽しみに。

収録の時間とは別に、公開収録の観覧にお越しになった約100名の皆さんから頂いたお墓に関する質問に答える形で、トークショーが開催されました。

番組のパーソナリティ・笑福亭晃瓶さんと中村薫さんの軽快な進行に合わせて、本昌寺の児玉日海住職、樹木葬をデザインしてくださっている庭園デザイナーの石原和幸さんと一緒に、楽しく真剣にお墓の質問に答えてきました。

 

晃瓶さんが、ご自身のお墓のことを引き合いに出しながら、来場者にこう呼びかけました。

「皆さんの中で、イエのお墓が、すぐにお参りに行ける場所にある方。手を上げていただけますか~」

20名弱の手がありました。

続いて、「それでは遠方にお墓がある方!」

会場の約8割の方が挙手。

「おお~!こんなに!」

と、会場の皆が驚きの声をあげました。

 

会場に来られた皆さんは、何らかの形で、お墓に関心のある方です。

世の中には、お墓を考えなくてはいけない境遇にあっても、関心がない、考えたくない、という方も少なくありません。

メディアにはしばしば「荒れ墓」の話題が紹介され、放置されたお墓の行方を報じています。

しかし、この日の会場に来られた方は、「お墓を放置することなどはあってはいけない」「なんとかしてお墓の問題を解決したい」と考えている方ばかりでした。

 

かなり大きな割合で、「遠方にある墓をどのようにしたら良いのだろう」と考えている方がいる様子が伝わってきます。

 

先祖伝来の土地、土地の氏神様、ふるさと・・・など、日本人が一定期間大切にしてきた価値観を否定するわけではありませんが、生まれたときと異なる土地で死ぬことが、決して否定される生き方ではない以上、お墓が空間的にも精神的に移りゆくことを 否定することはできないのだろうと思います。

 

墓じまいや改葬について、もっとわかりやすく、伝えていきたいと思わされた日でした。

伊藤照男

伊藤照男 株式会社アンカレッジ代表取締役

2012年、浄土宗僧侶の創設した寺院支援の会社・株式会社アンカレッジに参画。
マーケティング視点から、供養を求める人、供養のための空間に着目し、支持を集める。お墓や寺院に関連する法律と行政にも精通。生活者・寺院、それぞれを対象としたセミナーを定期的に開催し、人気を博している。
1975年、北海道北見市生まれ。俳優の鈴木亮平氏に似ていると言われ、気を良くしている。

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