終活② ―― 終活=死ぬための準備‥だけではない!
**終活① ――「終活」が必要になった理由 もご覧ください **
ネガティブなイメージも持たれがちな「終活」
「終活」には、お葬式やお墓、亡くなった後の手続きなど、「死」に繋がるネガティブなイメージが含まれます。その為、考えるのを億劫に思ってしまう…という方もおられるかも知れません。
また、「終活」で検討し備えるべきとされている項目は大きく分類しても ①遺言・相続 ②保険(医療・年金)③介護 ④お墓・葬儀と広範に亘っており(※分類の仕方は1例です)、ネガティブなイメージと併せて、そのボリュームもまた進められない方が多い一因になっているようです。
実際には半分が ”生前の暮らしを快適にするため” のもの
何故ここまでのボリュームになるのか?
それは、「終活」が “死への備え” ではなく、“自分のライフエンディング・ステージを設計し、安心して生きるためのもの” であるからです。
先程の分類で言えば、4項目中2つの ②保険(医療・年金)③介護 が生前中に関するものです。保険(お金)や介護について、元気な間にどれだけ自分にあったものに調整し準備をしておくか否かで、人生の最終ステージにおける心労や身体的苦痛を和らげることができ、より充実した老後を過ごせることに繋がります。
これだけでも、「終活」が死に向けての準備だけではないことがお分かりいただけるかと思います。
後ろ向きな活動というのはどうしても気が進まないものですが、自分の人生を最後まで楽しみ快適に生きる為のもの、と思えば、少しはやる気が出やすいと思いませんか?
また、前向きな内容であれば、ご家族への相談もしやすくなります。
最近では「ライフエンディング」と少しカッコ良く(?)表現して、終活を前向きなものとして捉え促す動きも高まっています。
終活に対して「死ぬことを考えるなんて縁起でもない」なんて思わないでくださいね。