自分に一番相応しいお墓のシステム、樹木に囲まれて穏やかに眠りたい

東京都中野区・きびのたくみ様

自分に一番相応しいお墓のシステム、樹木に囲まれて穏やかに眠りたいのイメージ画像

自分の選択は間違っていなかったことを実感
ここが一番自分に相応しいと思いました

自分の人生を尊重して生きたい

私は岡山県生まれですが、18歳で進学のために郷里を離れてからは、ほぼ東京勤務、住まいは目黒区・市川市・船橋市・中野区でしたから、かれこれ50年近く東京都民・千葉都民として生きてきました。
定年後、私は中野区のマンションに移り住み、一人暮らしをしています。月曜から土曜までは一人で過ごし、日曜日になると船橋の家で暮らす妻に顔を見せに行きます。私にはやりたいことや行きたいところが沢山あって、少しでも便利なところに住んで時間を有効に使いたい。人生は1度きりで自分のものだから、自分が一番大切にしているものを尊重して生きていかなければと思い、実行しました。

私には2人の娘がいますが、子育ての間はまあまあ良き父、良き夫だったと思います。子どもが独立してからは、少し早めに退職し、夫婦お互いが好きなように生きる。そんな関係も良いのではないかと思うのです。


私の生きがいの一つは、「こんにちは!観察」シリーズの本を執筆・自費出版することです。ペンネームは“きびのたくみ”。吉備の国と、生きていくことの匠になりたいという願望から名付けました。1作目は『日本一のイチョウから』、2作目は『桃園川緑道ワールド』ですが、この桃園川緑道に魅せられて、現住所に来たと言っても過言ではありません。桃園川緑道の素晴らしさを世の中に伝えたくて書きました。2021年に出版予定の3作目は『美術館では!博物館でも!』。4作目は『ひとりごと』というタイトルだけ決まっています。1作目・2作目は牛込庭苑で読んでいただけます。瑞光寺さんにも置いてもらっています。

 

樹木葬を選んで良かった

私の生家は何代も続いている旧家や農家ではなく、おまけに私は三男です。子どもは娘2人ですから「私のお墓を守って欲しい」とは言えないと考えていました。そんな私にとっては、生きているうちから護持会費を支払うことで生前墓ができ、命日から13年間は樹木葬で眠り、その後は永代供養塔で合祀されるというシステムは最も自分に相応しいのではないかと感じました。従来の形ではないお墓に入ることも良いと思いましたし、樹木に囲まれたこじんまりとした場所で、穏やかに眠れたら十分だという考えに至りました。

墓碑銘は“きびのたくみ”にしました。墓碑にはイチョウの葉や桃園川緑道の風景など、出版した本のタイトルを表すものを彫ってもらいました。私の没後は、妻が一緒に入りたいと思えば入ってもらって構いません。墓碑のデザインが気に入らなければ、作り直してくれれば良いと考えています。
5月中に完成していた墓碑は、長い時間と手間をかけてもらったおかげで、満足のいく出来映えになっています。最初に訪れた頃と比べると、樹木がひとまわり大きく育っていて、この一画が護られている感じや、いつまでも環境が変わらないだろうという安心感が増してきました。

自分の選択は間違っていなかったことが実感できたので、もしお墓についての相談を受けたら、「樹木葬はいいよ」と薦めたいと考えています。

 

樹木葬は、草花を通して四季折々の変化が楽しめるだけでなく、現代人の不安を払拭する、いい埋葬スタイルだと思います。

星野 顯聡住職

樹木葬が従来のお墓と違う点は、第一に明るさです。中でもアンカレッジの樹木葬は、草花や木々が四季折々に咲いたり、紅葉したりといった変化が見られ、お墓参りに来られた方も楽しめるのではないかなと思います。
第二に後片付けが要りません。自分が亡くなった後、子どもに負担がかかるんじゃないかとか、お一人の方の場合は、自分が亡くなった後どうなるんだろうとか、そういった心配は多くの方がされていることと思います。そういう意味で、不安を払拭する良い埋葬スタイルだと思います。

きびの様

こちらの樹木葬は、現在は2ヶ所ありますが、私が初めて訪れた頃はまだ1ヶ所しかありませんでした。でも、最初の1ヶ所の、こじんまり感と包まれている感がたまりませんでした。お墓は殺風景になりがちですが、緑に囲まれているというのがとても良いと思います。私たちは都市生活症候群に罹っていますから、緑と水と安らぎには取り分け惹かれるのではないでしょうか。

星野住職

昨今、お墓離れが進み供養する心が薄れているのではないかと危惧されていますが、「無宗教だ」とか「うちはお経はいらない」と言っている方でも、大切な人が亡くなったとなれば、ほとんどの方が手は合わせます。手を合わせる人は今も昔もそれほど変わらず、「供養する心がない」ということはないと思います。

ただ、そういった方たちに対して、私たち僧侶やお寺がどうしたら人々に必要とされるか、身近に感じてもらえるかなど知恵を絞り、努力をしなくてはいけない時代になっていると思います。例えば当寺院の場合は、「シャカシャカ祭り」というお釈迦様のお祭りを毎年開催しています。当日は本堂で法要もしますが、お寺の全エリアにお店を出し、子どもたちには稚児行列に参加してもらっています。「お寺は地域に根付いたもの」「お寺は身近な存在」という感覚を、子どものうちから持ってもらうきっかけになるように、機会づくりを行っています。

きびの様

今は、お墓参りくらいしかお寺に足を運ぶ機会がなくなりましたね。お稚児さんも最近見なくなりました。

星野住職

お盆やお彼岸には、ポップコーンを無料で配っています。まずは、お寺や宗教とは関係ない「お寺に行くとポップコーンがもらえる」でもいいと思って活動しています。稚児行列は、年に一回でもいいからお寺での思い出を作るということが大切だと思って行っています。一度でも経験していれば、生涯にわたって思い出すことができますから。

きびの様

私にとっては桃園川緑道を歩くのが健康のもとであり、生きがいでもあり、こちらへ来るときも歩いて来ています。熱心なファンの方や家族が桃園川緑道を歩いてからこの樹木葬墓に寄ってもらえたら嬉しいなあと思っています。

星野住職

便利な場所なので、何かのついでに寄られる方は多いですね。「なぜここを選ばれたのか」という話はきびのさんともお話をしました。まだお元気なので、なぜお墓を購入しようと思われたのか尋ねましたら「この土地や雰囲気が気に入った」という返事をいただきました。

きびの様

中野区に隣接する7〜8ヶ所の樹木葬を見て廻りましたが、私にとっては、ここが一番自分に相応しいと感じています。