樹木葬Blog

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海洋散骨での留意点

自然に還り、ご遺骨が残らないことが最大のメリットとして捉えられる海洋散骨ですが、一方でそれがデメリットとなる面もあります。

日本人は、海外の方に比べてご遺骨の所在への想い入れが強いとも言われています。
お骨上げや四十九日までお骨を手元に置いておく文化、戦中に遠く海外で亡くなられた方のご遺骨の返還に尽力する点からも、そういった傾向は読み取っていただけるでしょう。

ご遺骨やお墓を、故人を偲ぶ大切な拠り所とする認識が強く、故人の遺志に従って海洋散骨をされた方が、ご親戚や知人から「お骨も墓も無しでどうやって供養をするんだ」と責められた事例もあると聞きます。
また、故人の面影が形として残らないことから喪失感が増し、故人を失ったことへの悲しみをなかなか癒せないということもあるそうです。

そういった経験談を踏まえ、最近では、海洋散骨を選ばれてもご遺骨の一部を手元に残す方も増えています。
自然に還ることへの憧れに注視するあまり、その後のご遺族の心情が蔑ろにされることのないよう、ご注意下さい。

墓標が無くて悲しむ人

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