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戒名② ――  戒名は必要か

**戒名① ―― 戒名とは の記事はこちら**
 

解釈が分かれる戒名の必要性

戒名は、キリスト教や神道などの他宗教の信仰をお持ちの方、あるいは無宗教の方であれば必要ありませんが、仏式の葬儀をあげるのであれば慣習的には必要とされてきました。お寺によっては、そのお寺で授かった戒名を持つ方でないとその寺のお墓に入れない(他のお寺の僧侶から授かっていた場合は、戒名の付け直しが必要)、と定めているところもあります。

一方で、最近では戒名を希望されない方もいます。

希望しない方の中には「戒名がないと成仏できないのか」と気にされる方もおられますが、これについては解釈が分かれます。
仏弟子になって仏の教えに従ってこそ成仏できる、という考えもありますし、現在日本で一般化されている、いわゆる「死後戒名」が日本独自に発展したものであること、そもそもの仏教発祥の地であるインドにおいては戒名を必要としていないことから、成仏するうえで死後に戒名を付けることにどれだけの意味があるのかを疑問に思う意見もあります。その為、戒名が必要か否かは「お寺・地域ごとに慣習や解釈は異なる」というのが実際のところになります。

戒名を授かることに迷われている方は、一度お世話になっているお寺、あるいは信頼のおける僧侶に相談をして、戒名を受けることの意味について尋ねてみると良いでしょう。
そのうえで、戒名を欲しいと思えたら依頼するのが良いのではないでしょうか。

 

戒名が遺族の慰めになることも

仏教の教えとしては必ずしも必要ではない戒名ですが、遺族にとっては、故人に戒名を授けてもらうことが “故人の為に何かをしてあげたい” という供養の気持ちを満たしたり、亡くなったことを受け入れる区切りとなることもあり、心の慰めに繋がる面もあります。後で後悔のないよう、納得したうえで、戒名が必要か否かを検討することをお勧めします。

「アンカレッジの樹木葬」はお寺の中のお墓ではありますが、俗名(ご生前のお名前)のままでもお墓に入れるよう、管理するお寺にはご配慮いただいています。また、俗名のままでもご葬儀や法要にも対応してくださいます。
もちろん、希望に応じて戒名もお付けしますので、気軽にご相談ください。

**戒名③ ―― 親からもらう俗名と、自分の生き様を表す戒名 の記事はこちら**

戒名は必要か否か

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