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戒名③ ――  親からもらう俗名と、自分の生き様を表す戒名

**過去の関連記事はこちら→ 戒名① ― 戒名とは 戒名② ― 戒名は必要か**

樹木葬をご契約になる方の多くが、戒名(※)ではなく俗名(ご生前のお名前)で墓石にお名前を刻まれます。戒名の授与を希望されない(あるいは契約時点で戒名を持っていない)というのも理由ではありますが、「お参りに来られる親族や友人に分かりやすいように」という理由で俗名を希望される方も多いように思います。

戒名が「仏弟子となった証」であることは前述した通りで、その付け方にもいくつか決まりがありますが、戒名などを付ける際には、ご生前の様子をご遺族から伺い、その様を表現した名前を付けてくださることが多くあります。
例えば、花が好きだった方であれば「華」という文字が入っていたり、球技スポーツに関するお仕事をされていれば「球」の文字が入っていたり‥という具合です。

俗名は親から貰う名前であり、それには多少なりとも子どもに「こういう人物になって欲しい」という期待や願いが込められたりするものですが、戒名は実際に本人がどう生きたかが反映されます。
実は、戒名は俗名以上にその方の生前の姿が偲ばれる名前でもあるのです。

また、現在では死後の名前として認識されることが一般的になっている戒名ですが、お寺によってはご生前の間に付けてくださったり、自分の希望を反映した戒名で作ってもらえることもあります。

自分の人生を振り返ってみて、どのような戒名になるか…
あるいは、どのような戒名になる人生を歩みたいか……
想像してみるのも面白いかも知れません。

※ここでは「法名」「法号」、また「院号」「道号」なども含めた意味で「戒名」と表記しています俗名と戒名の違い

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