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人とペット、なぜ一緒に入れないお墓が多いのか

**ペットと一緒のお墓 ―― 需要と供給の差 はこちら**

仏教における動物の位置づけが原因

ペットと一緒のお墓に入りたいと希望する人が多くいながら、受け入れ先のお墓の数が整わないのは何故なのか。それは、仏教の一部においては、犬や猫といった人間以外の動物は「畜生」と言われ、”人間よりも下に位置する成仏できない存在” という認識が長く通用されてきたことが大きな要因です。

「墓地、埋葬等に関する法律」では、埋葬等の行為が “国民の宗教的感情に適合” して行われなければならないとしています。
「無宗教」を標榜する方も多い日本ではありますが、江戸時代に始まった檀家制度の影響もあり葬儀の8割が仏式で行われているともいわれ、仏教的思想が今も色濃く残っています。その為、動物と人間が同等に扱われる事に違和感や抵抗を感じ、同じ敷地内にペットが一緒に埋葬されることを受容できない方も少なからずいると考えられます。
またお寺の方でも、従来の教義上の認識を覆し、またペットの埋葬に納得できない方の存在を蔑ろにして、人と同じ墓地へのペットの埋葬を積極的に進めることはなかなか容易ではありません。

 

変化する動物の扱い

しかし、ペット墓の需要をうけ、ペットと一緒に入れるお墓や動物用の供養墓を新設するお寺も増えてきています。主だった宗派の中では公式見解として是非を示しているところはないものの、ペットを家族の一員とみなす昨今の風潮を受け、経典の内容を再解釈した上で、教義には反しないという結論を出している仏教関係者もみられます。ペットと人とを一緒に埋葬することや、ペットを供養することに寛容な姿勢が、仏教界の中でも広まりつつあります。

** 「アンカレッジの樹木葬ーペットと一緒に入れるお墓13選 特設Webサイトはこちら **

ペット供養に対する捉え方の変化

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